【cTraderブローカー比較】 TradeView, FxPro, Axiory, IC Marketsの取引条件を徹底比較!

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海外FX 公開日: 2023-05-11
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海外ブローカー利用歴の長い方であれば、おそらくご存知と思われるオーストラリア系FXブローカー IC Markets が日本人向けのサービス提供を再開したことを最近 IBサイトTaritali 経由で知った

IC Markets はMT4,MT5だけでなくcTraderも扱っているブローカーの1つで、cTrader フォーラムopen in new windowや、cTrader に関する様々な英語サイトなどを見ていても、ブローカー名として挙がるのはほとんどがココで、海外ではcTrader = IC Markets みたいな印象を受ける

ちなみに『cTraderってなに??』という方向けに簡単に触れておくと

cTrader とは?

  • 2011年にロンドンの「Spotware System」という会社が開発したECN口座専用の高性能トレードプラットフォーム
  • ECN口座なので取引毎に手数料が発生するが、スプレッドが狭く注文処理が超高速&約定拒否や取引制限が発生しない
  • MT4のように自動売買やバックテストを行うことも可能

参考記事: 最速プラットフォーム cTrader の概要 メリット・デメリットopen in new window

そんな cTrader 口座も扱う希少なオーストラリア系ブローカー IC Markets と、他ブローカーで cTrader の取引条件(スペック)の違いを比較調査してみたので、今回はその比較結果について紹介

先に今回の結論として、IC Markets cTrader 口座の取引条件(スペック)は他と比べても非常に優秀ではあるが、現時点では日本顧客向けの入金オプションについては若干難ありという印象

目次

cTrader を取り扱っているブローカー

まず、そもそも cTrader を取り扱っているブローカーはどこ?という点について

以前は ForexExchange が(一時期) cTrader を扱っていたものの、すでにサービス提供を終了してしまっており、残念ながら国内で cTrader を取り扱っているブローカーは現時点では存在しない(2023年5月)

海外ブローカーでも現在日本人が口座開設可能なところで cTrader を扱っているところはかなり限定されており

  1. TradeView
  2. FxPro
  3. Axiory
  4. IC Markets

現状私が知る限りでは👆の4ブローカーくらいで、最近 IC Markets が追加されたことで選択肢が3→4つに増えた

スプレッドの比較

以下は、日本時間23時頃に目視で確認した各ブローカー cTrader のスプレッド(目安)

ブローカーEURUSDGBPUSDUSDJPYGBPJPYAUDJPY
TradeView0.10.10.51.10.8
FxPro0.71.10.52.41.8
Axiory0.10.50.51.10.8
IC Markets000.11.10.5

このように、私が確認した限りでは IC Markets が最もスプレッドが狭く、FxProが最も大きかった

取引手数料の比較

cTrader = ECN口座ということで、スプレッドは狭いが新規・決済それぞれの注文時に取引手数料が発生する

取引手数料 USドル(片道)

ブローカー/ 100万ドル/ 1Lot
TradeView25
FxPro35
Axiory3
IC Markets30

各ブローカーの cTrader 取引手数料(片道)は👆のようになっており、Axiory のみ取引数量 1Lot(10万通貨)あたり $3 で固定となっている

例1 GBPUSDのレート 1.25 時に1万通貨(0.1Lot)の新規or決済注文を行った場合の取引手数料(片道)

ブローカー手数料(USD)
TradeView0.3125
FxPro0.4375
Axiory0.3
IC Markets0.375

例2 AUDUSDのレート 0.67 時に1万通貨(0.1Lot)の新規or決済注文を行った場合の取引手数料(片道)

ブローカー手数料(USD)
TradeView0.1675
FxPro0.2345
Axiory0.3
IC Markets0.201

ポンドドルのように対ドルレートが1.2以上の通貨ペアをトレードする場合においては、Axioryが手数料最安となるが、現在のようなドル高の状況下では多く通貨ペアで TradeView の取引手数料が最も安い

リベートキャッシュバックの比較

リベート率No.1を約束している IBサイト Taritali に口座を紐付けた場合に得られるキャッシュバックが以下

ブローカーTariTali CB / Lot
TradeView2.125 USD
FxProスプレッドの34%+1.275USD
Axiory0.9USD(Nano)
IC Markets1USD (片道ごとに$0.5)

FxProはスプレッドが大きい分、IBを利用した際に得られるリベートが他と比べて多い

関連記事: 海外FX キャッシュバックIBサイトとは?どこを選ぶべきか?

スワップの比較

cTrader はスキャルピングやデイトレードといった短期トレーダーに特に人気ということで、こういった超短期トレーダーにとってスワップは関係ないと思うので無視できるが、私のように数日〜(長い場合は1ヶ月以上)ポジションを保有することもあるような者にとってスワップ条件は決して無視できない

以下、2023/5/5(金)時点のスワップ条件

ロング(買い)ポジションのスワップポイント

ブローカーEURUSDGBPUSDUSDJPYGBPJPYAUDJPY
TradeView-0.862-0.6741.6840.9390.913
FxPro-0.953-0.61421.4371.25630.6229
Axiory-0.914-0.7881.7751.5250.913
IC Markets-0.77-0.391.591.690.75

ショート(売り)ポジションのスワップポイント

ブローカーEURUSDGBPUSDUSDJPYGBPJPYAUDJPY
TradeView0.408-0.154-2.569-1.961-1.253
FxPro0.29590.0897-2.8009-2.5809-1.7995
Axiory0.451-0.015-2.389-2.447-1.253
IC Markets0.460.1-1.73-1.52-0.88

スワップスプレッド(売り&買い 同じ数量で両建てした場合のスワップポイント合計)

ブローカーEURUSDGBPUSDUSDJPYGBPJPYAUDJPY
TradeView-0.454-0.828-0.885-1.022-0.34
FxPro-0.6571-0.5245-1.3639-1.3246-1.1766
Axiory-0.463-0.803-0.614-0.922-0.34
IC Markets-0.31-0.29-0.140.17-0.13

スワップ条件はそれなりの頻度で変更される為、あくまで参考値であるが、確認した限りスワップ条件に関しても IC Markets が最も優秀であることが分かった

IC Markets GBPJPY スワップ条件

ちなみに、今回 IC Markets のスワップ条件を確認した時点では GBPJPY のみスワップスプレッドが何故かプラスになっていたが、基本両建てでスワップがプラスになるような事はない為、おそらく設定ミスか何かだと思われる

証拠金レバレッジ & 初回最低入金額の比較

ブローカー最大 証拠金レバレッジ初回最低入金額
TradeView400倍(0.25%)$1,000 or 10万円
FxPro1,000倍(0.1%)$1,000
Axiory400倍(0.25%)2万円
IC Markets1,000倍(0.1%)$200

※Axioryは2万円以下の入金だと手数料 1,000円が発生する

個人的に証拠金レバレッジは200倍もあれば十分で、400倍も1000倍も大差ないと考えているが、初回最低入金額に関しては約5倍の差とそれなりに大きめ

ただし、これは初回入金時に限った条件なので、$1,000 または10万円を入金して口座の有効化を済ませたら、2回目以降はより少額で入金も可能 & 最低限必要な金額だけを残して出金することも可能なので、それほど大きな違いには感じない

入金 & 出金 オプションの比較

ブローカーbitwalletクレカ国内銀行送金STICPAY
TradeView
FxPro
Axiory
IC Markets

入出金に関して

  • bitwallet, クレカの両方に対応している TradeView, FxPro が優秀
  • Axiory は bitwallet には非対応だが、クレカ & 国内銀行送金に対応しているので⭕️
  • IC Markets は現時点(2023年5月)では bitwallet, クレカ のどちらも非対応🚫

IC Markets を口座開設するも利用開始は延期

現時点(2023年5月)では bitwallet, クレカによる入金にはどちらも非対応なのが残念ポイントではあるが、国内銀行送金による入出金には対応しているようなので、取引条件が非常に優秀な IC Markets cTrader口座を開設してみた

IC Markets cTrader口座

利用開始を延期することにした理由

特に問題なくcTrader口座の開設までは完了し、国内銀行送金で入金を試みたところでちょっとした問題が発生

IC Markets 指定振り込み先

👆のように指定された振り込み先が個人名義(しかもベ○ナムorチ○イナっぽい名義😅)

おそらく口座への入金は問題なく処理されるとは思うが、銀行側に怪しい取引とマークされて後々面倒なことになるかもしれない可能性も考慮し、今回は残念ながら IC Markets が bitwallet またはクレカでの入金に対応するまで入金は延期することにした(今後少なくともクレカ入金には対応してくれると思う)

IC Markets 日本顧客向け入金オプション

まとめ

以上のように、cTraderを扱うブローカーの中でも IC Markets は特にスプレッド・スワップの面でかなり魅力的な取引条件を提示していることが分かったが、日本顧客向けの入出金オプションに関しては不十分で、サイト表記もまだ日本語にはほとんど対応していない為、今後の対応に期待!といったところ

個人的には IC Markets の日本顧客向け入出金オプションが充実するまでは、TradeViewのcTrader口座を引き続きメインで利用していく予定

avatar

できれば cTrader 対応のブローカーがもっと増えてほしい

ちなみに、cTraderで自動売買というとcbotと呼ばれるプログラムを用いるのが一般的だが、cTraderでは条件なしでFIX APIも利用可能な為、最強オンラインチャートツール TradingView のアラート(Webhook)機能を用いて自動売買も可能

関連記事: TradingViewのアラート(Webhook)機能を用いて自動売買を行う際のAPI選択候補

また、Duplikium(ディプリキュウム)などのオンラインサービス、ツールを利用することで、MT4やMT5などとの口座間でコピートレードを行うことも可能となっている

関連記事: MT4から別のMT4口座, cTrader口座へコピートレード可能なオススメ無料ツール

チャートツールとしてはさすがに TradingView には勝てないが、トレードプラットフォームとしての使い勝手の良さは最高クラスだと思うので、まだ使ったことの無い方はぜひ一度デモ口座で遊んでみて欲しい

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