TradingView 有料プランで利用することにした決定的な理由・ポイント(個人的メモ)

トレーディングビュー 更新日: 2023-04-13
サムネ画像

もはやグローバルスタンダードの地位を確立したといえるオンラインチャートサービス TradingView

無料の「Basic」プランでもかなり使える高性能なチャートツールと言えるが、利用可能な機能に一部制限が設けられており有料の「Pro, Pro+, Premium」プランではそれら機能が開放or利用可能上限が増えていく仕組みになっている

各プランの特徴・違いについてはこちらのページopen in new windowに記載されているが、この中でも個人的に無料プランと有料プランで決定的に違いを感じるポイントについて(個人的まとめ メモ記事)

目次

チャートレイアウト, カスタムインジケーターテンプレート の保存数の違い

無料の「Basic」プランでもチャートレイアウト, カスタムインジケーターテンプレートの保存は可能だが、どちらも1件までしか保存できない仕様になっており、これは多くの利用者にとってかなり大きいポイントとなりそう

ちなみに、有料のProプランでもチャートレイアウトの保存は5件までとなっているが、カスタムインジケーターテンプレートに関しては有料プランであればどれも無制限に保存可能になる為、この点に関しては個人的にProプランでも十分かな?という印象

カスタムインジケーターテンプレートとは

基本的には複数のインジケーターやストラテジーをまとめて1つのパッケージにグループ化する方法です。パッケージしたものはテンプレートとしていつでもチャートに適用する事ができます

引用元: インジケーターテンプレートとは何ですか?open in new window

アラート登録 可能件数 更新

個人的に有料プランを選択する最も大きな理由がこのアラート機能の登録可能件数で、無料プランでは価格、テクニカルに対するアラートがそれぞれ1件までしかアラート登録することができない

Update 各プランのアラート数が増えました 2023-3-13open in new window

TradingViewのアラート機能は超優秀で、一般的なリアルタイム価格のアラートはもちろんのこと、インジケーターやストラテジーで特定の条件を満たした時にアラートを発生させたり。チャート上に描画したトレンドラインなどをベースにアラートを設定できたりする

しかも、アラートはTradingViewのサーバー上で作成&トリガーされる仕様の為、例えばMT4のようにずっと起動しておく必要はなく、アラート登録後はブラウザやPCを閉じてOKというのも大きなポイント

この機能を有効に活用したい場合、1件では確実に足りないので有料プランへの加入が必須となり Proプランなら価格、テクニカルに対するアラート 各20件、Pro+なら 各100件、Premiumなら 各400件までと段階的に増えていく仕様になっている

個人的には各20件まで登録できるProプランで許容範囲かな?という印象

TradingView アラート通知

こんなに優秀なアラート機能を搭載したチャートツール、他には存在しないと思う(少なくとも私はこれまで見たこと無い)

Webhook 通知

これもアラートに付随する機能で、無料では使用不可だが有料プランであれば全てのプランで利用が可能

Webhookについてopen in new window

正直 Web APIに関する知識がある人向けの機能で、この機能を活用するには多少なりともサーバーサイドのプログラミング知識が必要になるかと思う

Webhook機能を使って何ができるか?の例としては POSTサーバーを用意してOANDA APIなど使った自動売買、LINEやTwitterへ通知などが可能になる

インジケーター表示可能数

無料プランでは1つのチャートに最大3つまでしかインジケーターを追加できないが、有料プランでは 5 -> 10 -> 25 とランクに応じて段階的に増えていく仕様

ただし、Pine script で複数のインジケーターを1つにしたスクリプトを作成すれば、スクリプト単位でカウントされる為、無料プランでも10個以上のインジケーターをチャートに表示することは実質可能

個人的には同時に表示するインジケーターの数は5~6個程度なので、この点に関してはProプランで十分(無料プランでも一応可)という印象

個人的にはそこまで重要度は高くないものの、メリットと感じるポイント

広告表示なし

無料プランだと、チャート画面左下に広告が表示されることがあり、✗ボタンをクリックして消すのが少し面倒だが、有料プランでは一切表示されなくなる

TradingView チャート広告(無料プラン)

ただ、無料プランであってもwebブラウザではなく、デスクトップ版であれば広告が表示されたことは無かったと思う

どちらにせよ、デスクトップ版の方がブラウザ版と比べてメモリ消費量も少なく動作が軽いのでデスクトップ版をインストールして利用するのがオススメ

TradingViewデスクトップopen in new window

4時間足以下でのバーのリプレイ機能

2022年9月時点で USDJPY 4時間足チャートを表示した場合、無料プランだと2019年1月以降のデータまでしか遡って表示することはできないが、有料プランだとリプレイ機能を使うことで更に以前まで遡ったチャートを確認することが可能

ちなみに、Pro+プランでは日足〜月足と同じ2002年5月まで遡って表示できた(一番高い Premiumプラン ならもっと以前まで遡って確認可能だと思う)

ストラテジーデータ(バックテスト結果)のエクスポート

無料プランでも Pine script で作成したストラテジーのバックテストを行うことは可能だが、バックテスト結果のエクスポート(CSVファイルとしてダウンロード)は Pro+ 以上のプラン限定の機能となっている

有料プラン最安のProの場合、バックテスト結果をダウンロードできないのは多少不便ではあるが、個人的にはそう頻繁にダウンロードする必要性は感じないので必要になった時だけ Pro+ にアップグレードすれば良いかな?という印象

その他

  • 1つのタブに複数のチャート表示(分割チャート)
  • 出来高プロファイルインジケーター
  • 計算時間の制限
  • 高速データ更新

などがある

さいごに

現段階で個人的に TradingView の無料プランと有料プランで決定的に異なると感じるポイントをまとめてみた結果、以上のような内容になったが、今後更に気がついた点などがあれば随時追加・更新していく予定

ちなみに、各有料プラン「Pro, Pro+, Premium」のいずれも30日間無料のお試し期間があり、最大50%オフ(年払い限定) オファーも受け取ることができる

また、例年だと11月のブラックフライデー期間には年払い限定で40%~60%オフ + 1ヶ月分無料のセールが開催されるので、有料プランへの新規加入もしくは期間延長を申し込むタイミングとしてはこの上ないチャンスなので見逃さないように注意したい

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